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ベトナム

2010年12月10日

海外情報プラス

海外進出企業情報

聞き取り調査企業: 半導体装置・自動車製造・建設車両用部品加工会社

本社は1957年設立の神奈川県横浜市にある従業員50名、売上約1億円の
半導体装置・自動車製造・建設車両用部品加工会社。
ベトナム進出は2007年1月日本での部品加工のコスト高・労働力不足のた
め、本社向け部品加工工場としてベトナムビンズン省(ホーチミン市北部)に
進出。現在従業員25名、売上700万円程度だが、数年後には従業員100名で
売上5000万円が目標。

ベトナム事業所社長プロフィール:
ベトナム南部ニャチャン出身だが、1985年11歳でボートピープルとしてベトナムを脱出し、南シナ海洋上でオランダ船に助けられ横浜で経済難民として収容された。横浜で里親に育てられ日本の工業高校を卒業し、同社本社に入社。その後他社に移籍していたが、同社のベトナム進出を機会に再就職してベトナム事業所の責任者に就任。
ジャパンナイズされた意志強固なベトナム人と云う印象である。
注)国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はベトナム戦争終結後1984年までのベトナムの難民(ボートピープル)を「政治難民」とし、1985年以降の難民を「経済難民」と定義付けしている。

ベトナム事業所の事業内容:
基本的には本社工場の下請け製造業務だが、日本では収益の出ない簡単な加工をベトナムで行う。将来は難度の高い製品に移行させて行きたい。

ベトナムの工場従業員に付いて:
25名の給与は最低170万ドン(約88ドル)から最高600万ドン(約300ドル)の水準にて雇用。南北出身従業員の比較では北部出身の方が学力高く
且つ真面目である。南部出身は自由闊達だがいい加減な性質が見られる。
従業員とはよく飲食を共にするが、少数を選んで飲食すると嫉妬を沸かすため業務後の飲食は常時、全員を連れて飲食するようにしている。

ベトナムでの加工品の品質及び金額:
ベトナムでの機械加工部品価格は日本向け輸送運賃を入れても日本での加工部品の6割程度の価格レベルが確保出来る。
品質に付いては未だ日本製には適わないが、中国製加工部品と比較すると品
質は上で中国製は品質にバラツキが多く見受けられる。
ベトナムの製造上のメリットは多品種少量生産が出来ることである。因みに同社の加工部品は1種類30個程度で、3年間で2000種類の部品加工を行っている。

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