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ベトナム

2010年12月10日

海外情報プラス

2011年最低賃金調整案

9月22日、労働傷病兵社会福祉省 (MOLISA) は各企業からの意見を聴取するため、最低賃金調整案を提示して会議を行った。新草案によると、2011年1月1日から最低賃金は4地域と2種類の企業形態グループ(国内企業と海外直接投資企業)に適用される。
国内企業で最も高い最低賃金は地域Tで約65ドル、最も低い最低賃金は地域IVとなり約42.5ドル。海外直接投資企業で最も高い最低賃金は地域Tで約77ドル、最も低い最低賃金は地域IVで約56ドルとなる。
労働傷病兵社会福祉省によると、上記の最低賃金は一人当たりGDP、消費者物価指数及び賃金増加率に基づいて計算された。

地域

国内企業向け最低賃金

海外直接投資企業向け最低賃金

2010
(1,000 VND)

2011
(1,000 VND)

増加率(%)

2010
(1,000 VND)

  2011
(1,000 VND)

増加率(%)

地域 I

980

1.270

29,6

1.340

1.500

11,9

地域II

880

1.150

30,7

1.190

1.320

10,9

地域 III

810

950

17,3

1.040

1.150

10,6

地域IV

730

830

13,7

1.000

1.100

10,0

上記のうち、重要な変更案はホーチミン市の一部郊外地区(クチ・ホクモン・ビンチャン・ニャーベー)、ドンナイ省主要地区(ビエンホア・ニョンチャック・トンタン・ビンチュ・チャンボン)、ビンズン省主要地区(トゥダウモッ・トゥアンアン・ディーアン・ベンキャット・タンウェン)及びバリアブンタウ省ブンタウ市が今年度まで地域IIであったのが、来年度から最も高い最低賃金の地域Iに編入されていることが注目される。
2010年9月にMOLISAは首相府にこの草案を提出した。然し、同省は約1,700企業へアンケート調査を行ったが、最低賃金調整草案に合意しない意見が多く出された。
現在、企業の90%が草案よりも多い給料を労働者に支払っている。地域IVにある企業は労働者に約77〜103ドルを払っており、従って、MOLISAが提案した草案の最低賃金は実際に企業が払っている賃金よりも低いと見られる。

2010922日付、ホーチミン日本商工会情報より)

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