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2011年3月31日

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2010年個人所得税(PIT)確定申告についての案内
- KMCニュース 2011年3月31日)

 2011年2月11日付け税務総局の公式文書第486/TCT-TNCN号において以下のように発表された。

1 2010年のPIT確定申告する対象
 PIT源泉徴収をするか否かの区別をせず、所得を支払う組織・個人はPIT確定申告をする責任があり、委任した個人に代わり確定申告を行う。
 *企業の合弁・分割・活動停止などにより所得を支払う組織。
 *給与・報酬、経営による所得がある個人:源泉徴収或いは一時的に納付されたPITより大きい納税額または超過納税の還付依頼がある場合
 *証憑、領収書上で課税所得の20%として税務機関への納税を登録した証券譲渡による所得がある居住者である個人:20%税率とする税計算所得、納税額が0.1%年税率とする一時的に納付した税額より高くなり、超過分の還付申請ができる。
 *居住者である個人が、出国前にベトナムにおける労働契約を終了する外国人。

2 PIT課税所得とPIT計算所得の確定
 給与・報酬による課税所得は、納税者が2010年に受取った給与、報酬、その他の所得から確定される。
 2010年に支払われた2009年12月の給与・報酬による所得は、確定申告の為に2009年の後半6ヶ月間の課税所得にすでに計上されている場合、確定申告のために再び2010年の課税所得に計上する必要はない。
 証券譲渡によるPIT計算所得は、売却価額が購入価格及び譲渡に関する費用を差引いた後に確定される。

3 PIT確定申告をする際の控除項目
 通達第84/2008/TT-BTC号のB部、1目、通達第62/2009/TT-BTC号の第2,3条、通達第2/2010/TT-BTC号の第4条の案内に伴って家族扶養控除が確定される。個人は、確定申告の際に 扶養者証明書を提出すれば家族扶養控除は計算されない。
 扶養義務が発生した月または扶養義務が変更された月(月初或いは月末の区別なく)からは家族扶養控除の対象となる。ベトナムに居住する外国人に対しては、ベトナムの入国の月からベトナムの出国の月まで家族扶養控除の対象となる。

4 PIT確定申告の手続き
所得税を支払う組織
 ・PIT確定申告書:第05/KK-TNCN号
 ・3ヶ月以下の労働契約がある個人への給与・報酬による所得リスト:第05A/BK-TNCN号
 ・契約書がないもしくは3ヶ月間以下の契約書がある個人への給与・報酬による所得リスト:第05B/BK-TNCN号

給与報酬による所得がある居住者
 ・PIT確定申告書:第09/KK-TNCN号
 ・期間中における源泉徴収、一時的に納付した税額の証明書
 ・国際組織・大使館・領事館及び外国から所得を受け取った場合、外国での所得を支払う組織が支払った金額に関する証明資料もしくは確認書、通達第84/2008TT*BTC号の所得確認書に第20/TXN-TNCN号を添付する

5 PIT還付
 所得を支払う組織・個人へ確定申告を委任した個人は、個人のPIT還付については所得を支払う組織・個人を通じて行われる。
 個人の超過・不足分の納税額を相殺した所得を支払う組織や未だ超過分がある個人の場合、税務機関への還付を依頼した場合、PIT確定申告手続きと共に還付手続きも以下の通り提出する
 *税還付申請書
 *第05/KK-TNCN号の形式に準ずるPIT確定申告書
 *第05/BK-TNCN号の形式に準ずる、労働契約がある個人への給与・報酬に関する所得リスト
 *第05B/BK-TNCN号の形式に準ずる、契約書がない個人への給与・報酬に関する所得リスト
 *源泉徴収票のコピー

 給与・報酬により所得のみがある個人に対しては、自己で確定申告の手続きをする場合、還付される税金があれば、還付手続きを提出せず、確定申告の際にPIT確定申告書:第09/KK-TNCN号での「還付申請総税額」と言う項目に還付税額を記入する。

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