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インドネシア

作成年月日:2016年10月
インドネシア共和国

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インドネシア国情報2016年9月

今月のテーマ

ジャカルタでの教育・学校について


近年、企業のアジアへの進出が進み、多くの邦人が家族帯同でジャカルタに来ています。比較的若い世代の駐在員も多く見られ、小さいお子さんを帯同される方も多いようです。

また、ジャカルタで出産される駐在員の奥様も増えてきました。 海外生活という貴重な体験のなかで、お子さんに国際的な感覚を身に付けることができるなどメリットも多くあります。お子さんのジャカルタでの教育や学校についても気になるところではないでしょうか。

よく海外に住んでいるというと、「お子さん、英語ペラペラでしょう?」と聞かれることがあると思います。しかし、なにしろインドネシアは英語圏ではない事に加え、駐在員家庭のほとんどは日本人が多く住むアパートに住み、日本人学校へ通い、親子ともに日本人コミュニティーの中だけで生活しているケースが多く、英語にさらされているような環境とは程遠いのが実情です。

ジャカルタには10以上のインターナショナルスクールがあり、インター校へ通わせ、英語力・国際感覚を身につけるという選択肢もあります。

しかし、本帰国後を考えて日本の学校にすぐに馴染めるよう、また、進学時は日本の中学校・高校へ上がることなどの考慮もあり、日本の学校と同じ授業進度、同じカリキュラムの日本人学校へ通わせるご家庭が多いようです。

ジャカルタ日本人学校では、小学部・中学部と幼稚部が設置されています。

 

 幼児教育と保育園

就学前のお子様向けに、ジャカルタには多くのプレスクールがあります。

日本人学校の幼稚部以外にも日系の幼稚園もありますし、インター校のプレスクールでの英語保育なども選択できます。幼稚園によっては1歳半から入園が可能です。園を選ぶ場合、授業料、保育内容はもちろんのことですが、特に、ジャカルタでは衛生面、安全面の情報も欠かせません。事前の情報収集に加え、体験入園などをされて園の雰囲気が子どもに合うか、ご両親が気に入るかどうか、実際に足を運んでご検討ください。

 

・外国人用のプレスクール

ジャカルタには、英語で教育するインターナショナルスクールに併設されたプレスクールや、外国人向けアパートなどに保育所的な施設が設けられている所があります。就学前のリスニング力や記憶力等、脳の柔軟な時期に英語保育を体験するのも良いでしょう。 また、お住まいの場所の関係などで、日系の幼稚園に通うのが難しい場合なども選択肢にもなります。

・ 日系幼稚園

ジャカルタ日本人学校に併設された幼稚部の他、日系の幼稚園として

・ オイスカ幼稚園

・ ひまわりプレイグループ

・ ふじ幼稚園

・ キンダーランドBONAVISTA、などがあります。

日本人の先生により日本語での保育が行われ、園児も日本人が多いので、母子ともに日本人間の交友関係を広めたいご家庭などに良いかと思われます。

 ジャカルタ日本人学校(JJS)

ジャカルタ日本人学校は1969年5月に設立され、インドネシアの首都、ジャカルタ南西部ビンタロにあります。同学校はジャカルタ・ジャパンクラブの下にあるジャカルタ日本人学校維持会により運営されています。2016年度、ジャカルタ日本人学校、小中学校あわせ約1,200名の児童生徒が通っています。

ジャカルタ日本人学校は、南国の豊かな緑に囲まれた約7.9haの広大な敷地にあり、施設・設備・運営等の経費は、学校維持会入会金及び年会費、日本政府援助金、入学金、授業料、施設使用料などによって賄われています。

児童・生徒のほとんどはスクールバスで通学しています。ジャカルタは熱帯にあることや交通渋滞がひどいことから、朝早いうちに登校し7時30分から始まる朝の活動に備えます。給食はありません。全員がお弁当と水筒を持参します。水道の水は衛生上の問題で飲めません。学習内容は日本の小中学校と同じ教科の他、「総合的な学習(AI)」でインドネシアの文化や言葉を学んだり、小1から「英会話」の時間があります。熱帯地域のため、「水泳の時間」は年間を通じて設けられています。制服や規定の体操服はなく、髪型、靴下・カバン等の指定もなく、日本の公立の小中学校と比べると自由な校風かと思います。

幼稚部は現在200人程が通っており4〜5歳児向け、2年保育です。日本の幼稚園教育要領に基づき、日本と同じ行事(ひな祭り、七夕など)も組み込まれ、大自然のなかでのびのびとした幼稚園生活を過ごしています。

 

 ジャカルタ日本人学校(JJS)

ジャカルタには、幼稚園(プレスクール)、小学〜高校生まで受け入れるインターナショナルスクールが10以上あります。

インター校へ通わせる場合、お子さんは勿論、お母さまも必然的に英語使用を余儀なくされます。親子ともに日本人以外のお友達を作り交流を持つことなどで、英語や他国の文化に触れることができ、有意義な海外生活を過ごすことも出来るでしょう。また、お父様の仕事の都合で、他国からのスライドでジャカルタに来た家庭のお子さんなど、英語力を維持されたいご家庭などではインター校を選択されるのが良いでしょう。

インター校では当然のことながら、英語を使って授業が進められます。これまで日本で過ごしてきた児童・生徒には、英語で授業を受けるほどの語学力が備わっていないことが多いです。しかし、学校によっては、英語力理解力の足らない生徒に対して、入学後の個別のケアがある所などもあります。また、当然ですが、学齢が低いほうが入学は容易です。やはり、中学・高校から編入を希望する場合、英語力がネックになる場合もあります。

したがって、インター校への中学・高校からの編入学を目指す場合、ESL(English as Second Language)と言われる非英語圏出身者向けの英語補修クラスに通うなどして、それ相応の勉強をしないと授業についていけません。入学の際には、テストを目的とした面接が行われますが、願書を出す前に一度学校を訪問などして、授業についていけそうか、入学後の語学のフォローの有無などを具体的に相談したほうが良いでしょう。

 

 ジャカルタからの受験と習い事・塾

日本人学校の生徒は、中学卒業後はほとんど日本の高校に進学します。日本の高校または中学を受験する場合、帰国子女枠で受験ができる場合もあります。各学校により帰国子女枠の条件は様々なので、事前に調べておく必要はあります。それぞれのご家庭の駐在期間や、お子さんの学齢など考慮して、駐在に帯同するかまたは単身赴任するかの判断をされる事も大事です。 また、受験対策や帰国後の日本の教育レベルと差がつかないように、JJS生、インター生ともに塾に通っているお子さんも多数います。ジャカルタには日本人のための学習塾が3つあり(PHI、駿台ジャカルタ校、パンセ)いずれの塾もジャカルタからの受験対策についての長年の経験、入試結果やデータを持ち、いろんな地域の受験に対しても的確な助言・フォローをもらえると同時に海外に居ながら、日本の統一模擬試験も受けることができ、自分の偏差値、実力の程度の確認もできます。 幼稚園〜小学生向けに、公文教室やヤマハ音楽教室、英会話教室や個人指導ですが書道教室、バレエ教室などもあります。海外に居ながら日本と同様に様々なことを学ぶ事ができます。

 

 

以 上