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インドネシア国情報2016年4月
■ 住居選びについて
当地には以下のような住宅の種類があり、自分のライフスタイルにあった住宅を選ぶ事が出来ます。
@ アパートメント(日本でいうマンション)
一般的にセキュリティーがしっかりしており、付帯施設が充実しているため、日本人に人気が高い物件となっています。 敷地内にはプールやジム、テニスコート、ミニスーパー、などがあります。 物件によってはショッピングモールに隣接しているものもあり、とても便利です。
A サービスアパート
ホテル並みの設備とサービス(洗濯、掃除、朝食付き、ベッドメーキングなど)を受けられ、賃料は高めですが短期契約も可能なので単身者には人気があります。 最近は都心以外でも郊外にサービスアパートが増え、選択肢がぐっと増えました。
B タウンハウス
一戸建てと似ていますが、住宅地入口に警備員を配置し、安全性を確保したものです。敷地内には公園や緑地などもあり、ペット(中、大型犬)も飼うことが出来ます。
C 一戸建て
庭付きの大型住宅で、プール付きタイプも多いです。賃貸料が割安で、スペースが広く贅沢に使え、ペットも飼うことができますが、セキュリティーはあまり良いとは言えません。
■ 契約の流れ及び留意点
契約前に、物件の状態を十分確認することが大切です。水回り、家電製品の作動状況(家電や家具は備え付けられています)、備品確認、周辺の施設や管理状況も重要なチェックポイントです。
インドネシア都市部特有の慢性的な渋滞を考慮し、通勤、生活に適した物件であるかどうかも事前に確認したほうが良いでしょう。
備え付けられた家電や家具及び備品は、交換の交渉が可能になります。 オーナーは、少々の汚れや破損があっても、継続して使用してもらうことを前提にしていますので、エージェントの営業担当者に細かく確認をしてもらうと良いでしょう。
尚、子供机や椅子など、交渉により新たに設置してもらうことも可能です。契約後には一切交渉はできないため、契約前に要望は全て伝えてください。
物件が決まると、通常は敷金(家賃1ヶ月分目安)と契約期間の家賃(1年以上)を一括して前払いします。 契約期間内に中途解約する場合には、返金されませんので注意が必要です。
支払い通貨は、以前はUSDが一般的でしたが、2015年7月よりルピアとなりました。
税金は賃貸契約に際して、VAT10%(付加価値税)あるいはPPH10%(所得税)が発生します。
税金の内容は入居者とオーナーによって異なりますので、契約の際には必ず確認が必要です。
■ その他の留意点
・地形上、大雨の時の道路や住宅の浸水の可能性も念入りに調査した方が良いでしょう。 バンジール(洪水)の時期には影響を受けやすい建物もあります。エージェントや周囲に住む日本人に道路の混雑状況、安全、騒音(早朝からのモスクからのお祈りなど)、買い物の便なども聞いておくと良いでしょう。
・雨漏り、カビの発生は主だったトラブルのひとつですが、雨季でないと確認できません。
・ガス、水は自分で注文し補充しなければなりません。ガスは大体のアパートメントはプロパンガスで1本が15リットルですが、残有量がわかりにくく(大雑把なメータが付いていることもあります)いつなくなるかわかりづらいため予備のボンベまたは、カセットコンロなどを用意しておくと良いです。カセットコンロ・ボンベは市内のACEなどの量販店で販売しています。水(ガロン)もガスもアパートのマネジメントオフィス経由で購入することができたり、できない場合でも販売先の連絡先を教えてもらえます。
・ゴミ処理は通常、アパートの各階所定のゴミ置き場やメイド部屋の横にダストシュートがあり、24時間いつでも放り込むことができます。日本のような分別はありません。
・水は綺麗ではないので、洗濯をすると洗濯物が黒ずんだり、直ぐに劣化してしまいます。アパートにもよりますが、浄水器を取り付けるなどの対応をすると良いでしょう。
以 上