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インドネシア

作成年月日:2015年8月
インドネシア共和国

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インドネシア国情報2015年7月

今月のテーマ

観光ビザと到着ビザ」


2015年6月12日付けで、観光に関するビザ(通称:観光ビザ)が無料化されました。従来は到着ビザ(VOA : Visa on Arrival)にて35米ドルを支払い入国が可能となっていましたが、それが免除されることとなり、インドネシアの観光客増につながる有効的な措置が取られることとなりました。

この度は、観光ビザと到着ビザとの特徴と運用について分かりやすく解説します。

1. それぞれのビザの特徴について

■観光ビザ

目的 :観光のみ

費用 :無料

滞在期間 :入国日、出国日を含む30日間

延長の可否 :不可

条件 :復路または第三国行きの航空券を所持していること

■到着ビザ

目的 :観光、商談、会議、社会交流など就労を伴わない活動

費用 :35米ドルを入国時の空港内VOAカウンターにて支払う

滞在期間 :入国日、出国日を含む30日間

延長の可否 :1回まで延長可(プラス30日間、35米ドル追加支払い)

条件@ :復路または第三国行きの航空券を所持していること

条件A :パスポートに到着ビザ貼付可能な余白ページが1枚以上あること

条件B :1,000米ドル相当の現金、または有効なクレジットカードを所持していること

条件C :パスポートの有効期限が、入国日を含み6カ月間以上あること

2. それぞれのビザの運用について

■観光ビザ

突然の施行であったために、6月半ば当時は各空港のイミグレーションにて入国者と担当官とで混乱が生じましたが、7月現時点では大きな混乱なく入国している観光客が増えているようです。

ただし、あくまで観光目的のビザであるため、スーツ姿で入国するなど観光でないと判断された場合に、イミグレーションの担当官が滞在目的や滞在場所を問い詰める場面が見られますので注意が必要です。

また、観光ビザで入国が許可されているのは以下5つの空港のみとなっておりますので、他の空港に向かわれる際は、指定された5つの空港のいずれかで入国をし、国内線を利用して向かう面倒が生じます。

観光ビザにて入国が許可されている空港

1) スカルノハッタ空港(ジャワ島ジャカルタ)

2) ジュアンダ空港(ジャワ島スラバヤ)

3) ングラライ空港(バリ島デンパサール)

4) クアラナム空港(スマトラ島メダン)

5) ハン・ナディム空港(バタム島)

■到着ビザ

ビジネスに携わる外国人の間で、インドネシアの顧客訪問(商談)といった就労を伴わない目的で入国される際に多く利用されます。

ただし、“就労を伴わない” 活動の定義づけが曖昧であることから、度々、それら外国人が被害を受けており、インドネシア政府による取締りが厳しくなっている現状、以下に注意して当ビザを利用されるよう心掛けてください。

@ 会社のデスクに座らないこと

A 工場内に立ち入らないこと

B 作業着を着用しないこと

インドネシアで報酬・賃金を受けていなくとも、たとえグループ企業のインドネシア事務所であっても、デスクに座った場合は就労とみなされますので、会議室にて商談を行われるよう心掛けてください。

また、工場においては工場内に入った場合、見学だけでも就労とみなされます。ましてや作業服を着用していれば、たとえ会議室に移ったとしても弁明はできません。

政府からの摘発を受けた場合は、罰金または強制送還を受けることとなりますので、就労を目的とした滞在を行われる場合は、就労ビザ(ビザ番号312)を取得し入国されてください。 (了)