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インド

作成年月日:2013年10月

海外情報プラス

最大野党BJP,首相候補決める
来春の総選挙

来春、インドで総選挙が予定されている。現政権与党の国民会議派(コングレス党)と最大野党インド人民党(BJP)の激突が予想されているが、国民会議派の問題は、シン首相が80才の高齢であり、引退が確実視されているが、後継者がまだ決まっていないことだ。

10年ぶりに政権奪還を目指すBJPは早々とグジャラート州首相のナレンドラ・モディ(63)を首相候補に指名した。モディはヒンディー至上主義者の右寄り政治家、というレッテルを張る批判者も多いが、スズキの工場誘致など国内外の企業誘致などに成功し、経済改革派としての評価が上がっている。産業界からは成功例を州レベルから国レベルに広げられる政治家と大きな期待が持たれている。

国民会議派の方はシン首相の後継者として、ネール、インディラ・ガンディー、ラジブ・ガンディーの首相3人を出したガンディー王朝の御曹司であるラフル・ガンディー副総裁(43)で決まりと見る向きが多かったが、本人は否定的なコメントを繰り返しており、最近では閣議決定事項を公に批判したりして、後継者の行方は混とんとしてきている。チダムバラム財務相の名前が浮上してきている。

しかし、ガンディー王朝の名前は、選挙では絶対的な強みを持つことは誰しもが認めるところだ。国民会議派の中から、ラフルが出ないのなら、妹のプリヤンカ(41)を首相候補にすべきだ、という声も出てきている。以前よりラフルよりもプリヤンカの方が政治家向きだ、という高い評価はあった。

最終的に、国民会議派の首相候補は総裁である母親のソニア・ガンディーの決断で決まるだろうが、首相候補でもたついているようでは、唯でさえ経済低迷と汚職で失われた党勢を挽回することが出来るのであろうか。誰が首相候補になったとしても国民会議派の総選挙苦戦は免れないようだ。

太陽光発電、1万MW目標
   政府、2017年までに

政府は太陽光発電を2017年までに1万メガワット(MW)にする目標を発表した。 ジャハラル・ネルー国家太陽光ミッションの第1期計画は目標1,100MWに対し、1,685MWの発電を行うことに成功した。太陽光発電の候補地としてラジャスタン、ラダック、カルギルに大規模の土地を確保した。

同時に、政府はハリヤナ州グルガオンに、国立太陽光エネルギー研究所(NISC)の設立を承認した。独立した研究所は、コストの大幅削減、出来るだけ早期の商業化を実現するために、最新の技術と斬新的なアイディアを取り入れることを目標としている。研究所設置の計画書造りに産業界、学界、金融業界の専門家から構成される国立委員会が設置される。

 

アムリスター〜デリー〜コルカタ産業大動脈
           政府、574億ルピー援助

7州を結んだアムリスター〜デリー〜コルカタ産業大動脈(ADKIC)構想に574億9千万ルピーの中央政府援助が承認された。援助は15年に渡って支出される。

ADKIC開発公社に対し補助金として渡され、用途は金利補助、資本金、インフラ開発、初期経費に充当される。

 

メディア分野でも交流
           2014印中友好交流年

インドと中国は2014年の両国交流友好年の祝賀イベントにメディア分野も入れることに同意した。

両国はハイレベルのメディア交流を積極的に推進することに合意し、メディアの交流は、より良き両国関係の構築に重要な役割を果たすことに意見一致を見た。

インドと中国は経済貿易面を別として、政治面、特に軍事面では敵対関係にあるが、メディア分野も今まで全く交流はなかった。インドではメディアの政府批判は自由であるが、中国はメディア規制が厳しい。交流に合意した中国の思惑が注目される。