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インド

作成年月日:2012年12月

海外情報プラス

ホンダ、トヨタ、マルチなどが高評価
インド自動車商品魅力度調査

顧客満足度(CS)に関する調査・コンサルティングの専門機関であるJ.D. パワー アジア・パシフィックは21日、シンガポールにおいて、2012年インド自動車商品性評価(APEAL)調査の結果を発表した。

この調査は、インドでの新車購入時から2〜6カ月経過した車の所有者を対象に、自動車の性能や装備品、デザインに関する商品魅力度を調べるもの。14回目となる今回の調査は、12年5〜7月に25都市で実施され、11年11月〜12年7月に新車を購入した8千人以上のオーナーから回答を得た。
評価の内容は「スタイリング/外装」、「内装/インパネ」、「居住・積載スペース」、「オーディオ/娯楽」、「シート」、「空調/エアコン」、「エンジン/トランスミッション」、「乗り心地/ハンドリング」、「快適性/利便性」、「燃費」の10つのカテゴリーで構成されている。総合的商品魅力度の満点は1千ポイントである。

今回の業界全体のAPEAL スコアは前回(11年実施)より7ポイント上昇、1千ポイント満点中836ポイントとなった。燃料別では、ディーゼル車APEALが、ガソリン車APEALを22ポイント上回ったことが注目される。部門別ランキング動向は以下の通りである。

コンパクトカー部門では、第1位がマルチ・スズキ「エスティロ」とシボレー「スパーク」(837ポイント)、第3位はヒュンダイ「i10」(833 ポイント)となった。このクラスの平均は826ポイント。

プレミアム・コンパクトカー部門では、第1位がホンダ「ジャズ」(866ポイント)、第2位がマルチ・スズキ「スイフト」(855ポイント)、第3位がホンダ「ブリオ」(833 ポイント)となった。同平均は843ポイント。 また、エントリー・ミッドサイズカー部門では、第1位マルチ・スズキ「ディザイア」(841ポイント)、第2位タタ・モーターズ「インディゴ」(838ポイント)、第3位トヨタ「エティオス」 (829ポイント)となった。同平均は836ポイント。

ミッドサイズカー部門では、第1位マルチ・スズキ「SX4」と日産「サニー」(853ポイント)、シュコダ「ラピッド」(852ポイント)、同平均は845ポイント。

多目的車(MUV / MPV)部門では、第1位トヨタ「イノーバ」(872ポイント)が2位以下に大差をつけた。第2位マヒンドラ「ザイロ」(835ポイント)、第3位はマヒンドラ「ボレロ」 (827ポイント)、同平均は841ポイント。

スポーツ多目的車(SUV)部門では、第1位がトヨタ「フォーチュナー」(877ポイント)、第2位はマヒンドラ「XUV500」(859ポイント)、第3位はタタ・モーターズ「サファリ・ディコール」(855ポイント)、同平均は860ポイント。

11月の訪日インド人、10%増
1〜11月では17%増

日本政府観光局(JNTO)は11日、訪日外客数・出国日本人数に関する2012年11月の推計値と同年9月の暫定値を発表した。

推計値によると、12年11月の訪日外客数は、前年同月比17.6%増、前々年同月比2.2%増の64万8,600人となった。東日本大震災や原発事故の影響で非常に低水準だった前年同月との比較では二ケタ増。震災前の前々年同月と比較しても、小幅ながらプラスとなった。

訪日インド人数に関しては、12年11月は前年同月比10.0%増の6,100人に達した。前々年同月比では13.9%増。12年1〜11月の累計では前年同期比17.0%増、前々年同期比3.0%増の6万4,400人となっている。東日本大震災が発生した昨年の訪日インド人数は、他国に比べ減少は小幅だった。その分、今年の増加は比較的小幅なものになっている。

モディ州首相、3期目へ
グジャラート州議会選挙

グジャラート州では20日、州議会選挙の開票が行われ、州与党のインド人民党(BJP)が過半数の115議席を獲得、モディ州首相は3期目の州首相に就任した。
(注)BJPは中央では野党。

全182議席中、BJPは前回2007年からわずかに議席を減らしたものの、過半数の115議席を獲得した。中央で与党のインド国民会議派は前回からわずかに増加して61議席。地域政党の民族主義会議派(NCP)は、前回から1議席減の2議席だった。

モディ州首相は、2014年総選挙でBJPのインド首相候補として最有力の位置にいるとされている。今回、州議会選挙で確実に勝利を収めたことで、インド首相の座にさらに近づいたといえる。

国民会議派が政権奪還
ヒマーチャルプラデシュ州議会選挙

ヒマーチャルプラデシュ州では20日、州議会選挙の開票が行われ、中央で与党のインド国民会議派が過半数の36議席を獲得、前回2007年の選挙で失った政権の座を取り戻した。

全68議席中、インド国民会議派は前回から13議席増の36議席を獲得する一方、現与党のインド人民党(BJP)は前回から15議席減の26議席と落ち込んだ。事前には、BJPと野党の会議派との間での接戦が予想されていたが、結果は前回BJPが圧勝した選挙結果を裏返した形で、会議派の圧勝だった。BJPのドゥマル州首相率いる現政権が政策面で結果を出せなかったことから、BJPへの逆風が吹いたとみられる。

会議派は次期州首相を発表していないが、これまで通算5期州首相を務めたヴィバドラ・シン前首相が6期目に就任する可能性が高い。

外貨準備資金、2,966億米ドル
12月14日時点

インド準備銀行(中央銀行、RBI)が21日付で発表した「週刊統計(WSS)」によると、印外貨準備資金の残高は2012年12月14日現在で2,966億3,160万米ドルとなった。1週間前(12年12月7日時点)の2,949億9,390万米ドルから16億3,770万米ドルの増加。2週連続で増えた(下図参照)。12月14日の為替相場を同月7日と比べると、米ドルに対してユーロが1.36%、英ポンドが0.61%上昇しており、両通貨建てで保有する資産を米ドルに換算したところ、評価益が発生したためだ。
  12年12月14日時点における外貨準備資金の項目別内訳と金額は、@外貨建て資産:2,621億1,970万米ドル(前週比16億1,450万米ドル増)、A金:278億310万米ドル(前週と変わらず)、BSDR(IMFの特別引出権):44億3,620万米ドル(前週比1,540万米ドル増)、CIMFのリザーブ・ポジション(一般引出権):22億7,260万米ドル(同780万米ドル増)。なお、同日現在の外貨準備資金残高は1年前に比べて54億6,870万米ドル、11年12月末との比較では5,710万米ドル、それぞれ減少した一方、12年3月末からは22億3,410万米ドル増加していた。

 

以 上