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インド

作成年月日:2011年5月23日

海外情報プラス

4月の国内乗用車販売18万7,933台

 2011年4月の自動車販売台数が発表された。インド国内総販売台数は2010年4月の16万6,221台と比較し、13%増の18万7,933台だった。
 販売台数トップのマルチ・スズキは、最近3カ月間は10万台を突破していたところ、4月のインド国内販売台数は前年同月比8.9%増の8万7,144台と伸び悩んだ。輸出台数も7カ月連続で減少して前年同月比23%減の1万0,011台となった。
 第2位の韓国の現代自動車は前年同月比11%増の3万1,636台。第3位のタタ・モーターズは同2.2%増の2万5,436台で、その内訳は、「ナノ」1万12台、「インディカ」は53%減の4,250台、「インディゴ」は27%減の5,282台となった。そのほか、GMインドは5.19%減の1万0,050台、トヨタ・キルロスカルは前年同月比61%増の9,681台、うち、新規販売のセダン「エティオス」は4,657台を販売したが、東日本大震災の影響で工場が減産体制となり2,900台の損失となった。同社幹部は「5月の販売台数はさらに減少するだろう。」と話している。フォード・インディアは2.5%減の7,319台、ホンダ・シエルは東日本大震災の影響を大きく受け、同43%減の2,012台となった。ホンダ幹部は「減産の影響は5月も続くだろう。7月には通常体制に戻したい。」と話している。プライスウォーターハウス・クーパーズの自動車産業アナリストは、「従来、4月は好調な売上を示す3月と比べ伸び悩む。販売傾向は例年通りだ。」と話している。
 二輪車の販売台数については、ヒーロー・ホンダが前年同月比39%増の51万7,099台、バジャジ・オートは同17%増の32万2,235台、ホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーターズは同0.17%減の13万6,623台だった。(いずれも輸出台数を含む。)
 2010 年度(2010年4月〜2011年3月)の国内乗用車販売台数も発表され、198万2,702台、前年度比29.7%の大幅増となった。
 メーカー別では首位のマルチ・スズキが多目的車を含め113万2,739台(前年度比30.1%増)を販売し、市場シェア44.9%と前年度の水準(44.7%)より拡大した。同社は、今年3月15日に累計生産台数1,000万台を達成した。
 第2位の現代自動車は35万9,371台と前年度比14.1%増加したが、市場シェアは14.3%と前年度の水準(16.1%)より減少し、第3位のタタ・モーターズも、35万2,180台(同23.2%増)を販売したが、市場シェアは14.0%と前年度の水準(14.6%)より減少した。大手3社のシェア合計は、2009年度の75.4%に対し、73.2%と2.2%減少した。
 一方、フォードとフォルクスワーゲンは、それぞれ「フィーゴ」、「ポロ」の好調な売れ行きを背景に市場シェアを大幅に拡大した。フォードは、多目的車を含め9万8,537台と前年度比約1.7倍を販売し市場シェアも2009年度の1.2%から3.9%に大きく拡大した。また、フォルクスワーゲンの乗用車販売も約12倍増となり、市場シェアは2.0%(2009年度は0.2%)に拡大した。